こんにちは、タクです。
先日、中学聖日記というドラマが
テレビで再放送されました。
僕は中学聖日記は今まで見たことなくて、
色々あって最近ちょっと見たいなと思っていたんですよね。
そこにちょうど再放送するっていうのを知って
初めて中学聖日記を見ました。
中学聖日記ってすごく面白いと色んな人が言ってて
ワクワクしながら見たんですが、
いやー、やっぱり面白かったですね。
観覧車のシーンとか
最後の再会するシーンは感動しました。
それで、よく僕は
映画とかドラマを見たら
何で面白かったのかのかを考えたりしています。
面白いっていうのはすごく重要で、
ビジネスにも面白いという要素が必要です。
面白くなきゃ商品は買われないし
情報発信しても見てくれないですからね。
だから、面白い映画とか人気のドラマって
すごく勉強になります。
ということで今回は、
中学聖日記が何で面白かったのかを話していきます。
記憶に残り続ける主題歌
中学聖日記と言ったら主題歌がいいですよね。
uruのプロローグ。
あの声といい歌詞といい曲といい
すべてが素晴らしいです。
プロローグを聞いただけで、
青春時代の切ない気持ちが溢れてきますよね。
あの頃は楽しかったなー、と想いを馳せたり、
もっと派手な青春を送りたかったなー、と後悔をしたり、
なんだか心がギュッとなるような感じがします。
そして、プロローグを聴くと
中学聖日記のシーンが頭に浮かんでくるという人も多いんじゃないでしょうか。
音楽には、
その当時の感情や思い出などを結びつける力があって
その音楽を聴くと当時の記憶が蘇ってくるんですよね。
僕は、中学生のときに好きな子がいて
その子が「きゃりーぱみゅぱみゅ」と「SEKAI NO OWARI」が好きだったので、
僕もその曲を必死で聴いてみました。
家でSEKAI NO OWARIの「RPG」という曲の歌詞を
紙に書き写して頑張って覚えてました笑
だから、今でもきゃりーぱみゅぱみゅとか
SEKAI NO OWARIの歌を聴くと、
中学時代の切ない気持ちが蘇ってきます。
中学聖日記は、
プロローグのおかげで
今でも多くの人の記憶に残り続ける名作になったのだと思います。
記憶に残り続ける、
これはすごく重要です。
ビジネスでも、
ちょっとしか記憶に残らない人になってしまうと
ビジネスは続いていかないです。
ずーっと誰かの記憶に残り続けるような存在になったり、
そういった商品を作ることが大事ですね。
そのためには、
自分だけのストーリーを作るのが1番です。
共感が人気を生む
ドラマっていうのは
ストーリーでできてますよね。
主人公がいてヒロインがいて、
色んな障害を乗り越えながら
2人の物語を作っていくみたいなストーリーがあります。
このストーリーに共感できる部分が多ければ多いほど、
受け入れられやすいものになります。
例えば、中学聖日記に出てくる「黒岩」という人物は、
中学の先生を好きになってしまって
叶わない恋と知りながら
でも自分の気持ちを抑えることができずに
色んな問題を起こしていきます。
「周りの目なんてどうでもいい。
2人さえ良ければいいんだ。」
恋愛だけじゃなくても、
同じような気持ちになったことがある人は
少なからずいるんじゃないですかね。
そういう人には
黒岩くんの気持ちにすごく共感できるから、
すごく楽しめるし
応援したい気持ちになります。
他にも「末永聖」だったり「黒岩のお母さん」だったり
末永聖の先輩、元婚約者、中学の校長だったりに
それぞれ共感できるポイントがあります。
その共感ポイントが多ければ多いほど
色んな層の人にグサッとささって
たくさんの人が見てくれるようになります。
わかるわかる
うんうんと共感できるのが、
ストーリーの良さです。
逆に、共感できないストーリーってつまんないですよ。
何でも完璧人間が
次々にすごいことをやっていくっていうだけのストーリーって
正直あんまり面白くないです。
それより、だめな部分がたくさんあって
失敗しまくってるけど
ゴールを目指して何とか頑張るみたいなストーリーのほうが
共感を生んで面白がられます。
ビジネスでも共感がすごく大事です。
自分のストーリーを作って
それを発信していくことで、
自分に共感を抱いて集まってくれたりするし
信頼して付いてきてくれたりする人が現れます。
全然ダメだった過去とかでいいんです。
どれだけ成功してる人でも、
昔はこんな過去があって
全然ダメなやつだったんだよって知れば
親近感沸くしいいなって思うと思います。
そういった過去の話とかは
自分にしか話せないことです。
自分だけのストーリーを作ることができれば
共感を呼んでいつまでも残り続けられるんです。
善悪を統合したストーリー
もう少し深堀していくと、
ストーリーには善悪を統合したストーリーというものがあります。
誰が善い、誰が悪い
誰が正しい、誰が間違っている、とかじゃなくて、
見方を変えればみんな合ってるよねというのが
善悪を統合したストーリーです。
子供のアニメとかってよく、
絶対的な正義とか典型的な悪役がいますよね。
それは何でかって言うと、
そうじゃないと子供はわからないからです。
まだ善悪の判断とか
どうやって考えればいいかわからないから、
わかりやすくしているわけです。
でも、僕らはもう正しい判断ができます。
つまり、誰がよくて誰がだめなんだとかじゃなくて、
見方によっては善にもなるし
別の見方をすれば悪にもなるという考え方ができるわけす。
例えば、黒岩くんのお母さんは
黒岩くんと聖ちゃんにとっては邪魔な存在です。
2人の間を必死で壊そうとする悪人で
ひどい人だという捉え方もできます。
でも、子供を1番に考えて
「子供のために」と思って行動してるんですよね。
見方を変えれば善にもなります。
人って善悪どっちも必ず持っている生き物なので、
これは全員に当てはまることです。
聖ちゃんの行動も
世間からしたら悪だけど、
自分の信念に従ったことなので善にもなります。
何が善で何が悪とかどっちでもいいじゃん。
見方を変えればどっちにもなり得るんだし。
「だったら善悪を統合してもっと大きなストーリーを作っていこうよ」
っていうのがもう少し発展した考えです。
ストーリーを語る人でよく、
「昔はこんなだめなやつだったんだ。あの頃は完全に悪だ。
でも、これをしたことによって人生が変わって今は善になったんだ。」
っていう話を聞くんですが、
これって善悪を分けた考え方です。
それよりも、
「昔はダメダメだったんだ。でも、あの頃があったから今があるんだ。」
っていうほうがストーリーのほうがいいんですよね。
何がいいかっていうのを簡単に言うと、
まず、善悪を分けた考え方は完全に依存型を生みます。
魔法のアイテム、運命の出会いを求めて
何かが助けてくれるのを待ってしまいます。
これだと、受け身だし全然成長しないです。
今の生活が不満足だとどんどんネガティブになっていきます。
それに対して、
善悪を統合した考え方を持ってると
今はきついけど、きっとこれには意味があるんだと思えるわけです。
そしたら、ネガティブにならないし
きっとこれから良くなると頑張れます。
成長速度もこっちのほうが早いです。
だから、善悪を統合したストーリーを作ることで
それを読んだり聞いたりした人が
そういった良い方向に進んでいくことができるんです。
逆に、善悪を区別したストーリーを読んだり聞いたりすると、
ひねくれた人ができてしまいます。
それを中学聖日記は、
良い感じでストーリーが作られていたと思います。
見た人は楽しめるし、いい気持ちになれて
すごくいいドラマですね。
これを知ってからもう一度中学聖日記を見返してみると、
また新しい発見があるかもしれませんね。
それでは。