どうも、タクです。
今回は、僕が経験した素敵なお話を
話していきたいと思います。
とは言っても、
出来事自体は”嫌なこと”だったんですが
捉え方を変えたらこんな素敵になったという話です。
では、話していきたいと思います。
これは、ぼくがバイトをしていたときのことです。
僕は、ドラッグストアの品出しのバイトをしていて、
そこには同じ大学生の人だったり
僕の親くらいの年齢の人だったりと
色んな人が働いています。
そのなかに、50代くらいの女性の方がいました。(Aさんとしますね)
僕の性格は、
のんびりのほほーんな性格で
堅苦しいのは嫌いで
ゆるーく楽しくやっていこう♪
という感じです。
ルールとか規則とかも大事だけど、
それよりも温かい雰囲気とか
人に対して優しい気持ちでいることのほうが大事です。
それに対して、Aさんは
ルール厳守!守らない人はダメ!
気持ちなんかより仕事が大事!
っていう価値観です。
僕は、遅刻したりとか
ルールを破った人がいたとしてもほとんど怒りません笑
ルールを守らなかったことに対しては
特に何も思わず、それよりも
その人に何か理由があったのかな?
どういう気持ち何だろう?
ってことを考えます。
でも、Aさんはルールを守らなかったことに対してかなり厳しいです。
これはどっちが正しいとかはなくて、
どっちも正しいのだと思います。
そして、ある日僕はバイトに遅刻をしてしまいました。
(いつも遅刻はあんまりしないんですけどね笑)
僕は、すでに品出しの仕事に取りかかっている人たちに
「遅れてすみません」と謝り、
急いで自分の担当する仕事に入りました。
(この日、Aさんもいました。)
その日は特に何もなく終わりました。
数日後、次のバイトの日がやってきました。
今回は遅刻しませんでした笑
バイトが終わり、
帰ろうかなーと思ってたところ
Aさんに呼び出されました。
嫌な予感はしつつ、
呼び出された休憩室に行くと
何やらただならぬムードが漂っていました(笑)
Aさんはすごく怒ってるみたいでした。
おそらく、この前の遅刻が原因なのは
何となくわかりました。
でも、それでそんなに怒るかなぁ?
という疑問も浮かんできました。
Aさんが話を始めると、その熱が徐々にヒートアップ。
何だかめちゃくちゃキレ出しました。
大きい声で怒鳴ったり、
僕のことをたくさん否定してきて
それが20分くらい続きました。
さすがに長いなぁと思いながら、
僕もすごくびっくり。
話を聞いてみれば、遅刻以外にも
僕に対して前から思っていたことがあるらしく、
それが溜まっていって
この前の遅刻でポーンと
溜まっていたものが溢れ出してきたようです。
だけど、あることないこと言ってきたり、
Aさんの想像で僕を悪者にしたり、
挙句の果てに僕の親まで否定してきたり…
まぁひどかったです(笑)
僕が遅刻したとき、
先に仕事を始めていた人に
遅れたことを誤ったんですけど、
そのときに僕はある人に対して
「ごめんなさぁ~い」と適当に謝ったのだと言われました。
「そんな謝り方おかしいでしょ!!」
「失礼だよねぇ!!」
って言われました。
あぁそんな謝り方してたら申し訳ないなぁって反省したけど、
でもそんな謝り方したっけなぁ?って思って
本人に確認してみたら
「いや、適当じゃなかったですよ。ちゃんと誤ってました。」
って言われて、
なんじゃそりゃあ!!!
ってなったのは衝撃でした笑
普通だったら、この出来事で
僕はAさんのことが嫌いになります。
というか、
怒られた後はずっとAさんのことが嫌いでした。
あ、そういえばAさんは
その後仕事を辞めさせられたそうです。
怒られてたところをみんなも見てたし、
店長はもとからAさんのことを煙たがっていたみたいで
辞めさせるには丁度いいタイミングだったのかもしれません。
そのことを聞いて僕は、
「しめしめ。やったぜ!」って思いました。
だって、嫌いだった人だし
理不尽に怒られた報いだ!って考えたら
当たり前だと思いました。
その気持ちは表には出してないけど、
心の底では絶対思っていました。
僕を危険にさらす邪魔者が排除されたんだから、
こんな良いことはないと。
でも、ちょっと時間を置いて考えてみました。
もし、この出来事をポジティブに考えるとしたら?
何か自分の学びにすることができるとしたら?
「あなたは間違ってるよ。」
人は、自分の内側だけで考えようとします。
自分が持ってる価値観、考え方、生き方…
それが正しいと信じて、
それに沿わない人のことは”間違ってる”と。
ようは、みんな主観で物事を考えてます。
だから、よく人は
自分の中にある正義とか常識とかで人を判断して、
人を決めつけてしまいます。
相手は間違ってると思うと、
相手の悪い部分だけを探し出して
それを根拠に「あなたは間違ってる」という結論に自信を持ちます。
自分が正しいと思い込む
↓
相手は間違ってるだろう(疑念)
↓
相手が間違ってる根拠を探し出す
↓
ほら、あなた間違ってるじゃん(自信)
これにハマると、
グ―ッと一気に視界が狭まり
ほんのちょっとしか見えなくなります。
今回のAさんは、
これにハマって僕の悪いところばかりを見て
僕を否定してきました。
しかも、かなり否定してきたし、
あることないこと理由を付けて言ってきたから
相当視界が狭まっていました。
確かにそこに僕の悪い部分はあると思うけど、
そんなこと言ったら
みんな平等に悪い部分はある。
そこにフォーカスすれば、
ほとんどの人を否定することはできる。
だけど、人には良い部分も絶対にある。
どっちかしかない人なんていない。
良いところもあれば悪いところもある。
ん、そういえば・・・
僕はAさんの良い部分を見れていたのかな?
僕だってAさんと同じだった。
Aさんの悪いところばかりを見て
この人嫌いって思って、
Aさんにバチが当たったら
「しめしめ」って思ったり。
口には出してないけど、
結局は僕もAさんと同じだったんだなって気付きました。
だから、こうして問題が起こった。
僕が、普段からAさんの価値観を大事にしていれば、
たぶんそこまでAさんの機嫌を損ねることはなかった。
「ルール、規則を大事にする」
僕は、ルールより気持ちのほうが大事だから、
普通にしてたらどうしても対立してしまう。
僕も、自分の価値観を軸に考えていた。
自分の軸を持つのは大事だけど、
もっと僕が寄り添って
お互いの価値観を共有できていたら
もっと良い関係が築けていたのかなと思う。
そして、もう1つ学んだことがあります。
人を批判しているときこそ、自分を見つめ直せ
人を批判しているとき。
それは自分もそれができていないときだ。
他人の嫌いなところは自分の嫌いなところ。
僕は、Aさんの自分の価値観だけで決めつける考え方が嫌いだった。
考えてみたら、僕も自分の価値観で決めていた。
反省反省。
今まで、ルール・規則とか適当だったけど
もう少し大事にしてみようかな。
周りの価値観を大事にして、
うまく統合できるようにしていきたいな。
そんなことを考えるようになりました。
こんな素敵な学びをさせてくれてありがとう。
貴重な経験をさせてくれてありがとう。
このおかげで、
もっと成長した自分になれそう。
自分の枠(価値観)を超えていくことができそう。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
この記事が、
自分自身を見つめ直すきっかけになったら嬉しいなと思います。
大切な学びとは、
いつも自分にとって良い形で起こるとは限らない。
むしろ、辛い経験から
大きな学び得ることが多い。
だからこそ、辛いことと向き合い、
日々起こる色々な出来事を
自分事として捉えるようにすれば、
ぐんぐん成長していけますね^^
それでは!